初心者がヴァイスシュヴァルツにドハマリするための遊び方

2011年8月6日＼(＞ω＜) コメント (8)

ヴァイスシュバルツ（以下ｗｓ）は楽しい。
そこでこれから始めたいと思ってる人にこの楽しさを最大限に伝えようと思った。
つーわけで俺が思うドハマリするための遊び方を提案してみたいと思う。

■ｗｓの構築条件
主流はネオスタンダードといわれる構築方法だ。
ｗｓにはエキスパンションごとにタイトル（作品）が固定されている。
そのタイトルだけでデッキを組む方法だ。
マジックでイメージするとどのブロックを使用しても良い、ブロック構築というと想像しやすいのではないだろうか。
従って、スタン落ちみたいなシステムでカードが使えなくなるようなことは無いし、どのタイトルでもかなりしっかり戦えるので、好きなタイトルをずっと使いつづけることが可能であり、そこがｗｓの第1の長所だ。

■ｗｓで勝ちつづけるのは難しい。
何も知らない人に坊主めくり、運ゲーと非難されることもあるｗｓ。
だが本質は違う。
勝つためのセオリーはたくさんあるし、瞬時の判断やアドリブもたくさん求められる。
総合すると、1ターンの間に考えることがたくさんあるゲームだ。
さらにｗｓの場合、手軽にハンドアドバンテージは取れない。
つまり、1ミスが負けに繋がるということ。
確かに、運の要素によってダメージが無効化されることから、運ゲーというか、負けたときの言い訳はしやすいようにできている。
しかし、システムを理解した上で、常勝を目指すのなら、これはもうかなり難しい。
経験上、負けたときの理由は必ずあり、それは何かしら自分が到らないせいである。
勝ちへの手段を考えたり、練習が好きな人は、絶対に気に入ると思う。

■1ゲームでデッキを50枚全て使う。
ｗｓのデッキは50枚と決まっている。
特にｗｓで驚くべきことは、1ゲームで必ずデッキに入った全てのカードを使う機会があるということだ。
これは、ｗｓにはライブラリーアウトがなく、ダメージは山札から入ることが理由だ。
これから何が言えるかというと、ｗｓではデッキを1枚変更するだけで次のゲームでは成果が出るということだ。
そして、そのゲームの特性上、ｗｓは≪喚起/Recollect≫のような回収がとても強い。
てつろーくんがｗｓのデッキは全部ドレッジだ、と言い、その後ドハマリしているのは偶然ではないように思う。

■ｗｓのデッキに最強のかたちは無い。
さきほど書いたようにｗｓはたくさんの考えることがあり、1ミス死亡のシビアなゲームである。
さらに、先ほどはアドリブが重視されるというのも書いた。
これは、実際にプレイしていただくのが一番の説明になると思うが、簡単な理由をいうとダメｰジやコスト（mtgのマナのようなもの）、ハンドに全て、山札からのカードを使うことによって、完全に同じ状況が起きにくいのが理由である。
これから何を言えるかというと、ｗｓのデッキには「万人が納得する最強のかたちは無い」ということ、である。
つまり、HPからデッキを完コピしても、それはデッキ作成者が回しやすいかたちであり、コピーした人はポテンシャルを出すことは難しいはずである。
つまりは個人によって最強のかたちは異なる。
また、1枚の変更が重要になることから、理論上50枚が決まっても、プレイテストを行って微調整を行わなければ大会で結果を残すことは難しい。

■ｗｓになんでこれ印刷したんだ？というカードは極めて少ない。
ブースターを剥くとビックリするがｗｓには糞カードが極めて少ない。
基本的に剥いたカードは何かしらの使い道があり、ためしがいのあるカードばかりだ。
ここからも、完コピをすべきではないというのが出てくる。
ｍｔｇでも良くあるが、このデッキはいくらというのがあったとして、そのデッキはそこに載っている金額ではできないものだ。
なぜかというと、そこに至るまでのたくさんのカードの取捨選択があって、デッキを使いこなしている人は、最終的に抜けたカードに関しても持っていたり、試していたりするものだからだ。
特にｗｓではその傾向が顕著なので、ウェブに載っている形が最強だと思わず、是非たくさんのカードを試して欲しい。

○まとめ
ｗｓをどっぷりやるのなら、まずは気に入った作品のトライアルデッキという構築済みを買って友人や１人回しで遊んでみよう。
その後は、BOXを買おう。
そして初めはwiki等も見ないで、1枚1枚のカードを使ってみよう。
今更になったが、ｗｓのカードはmtgに比べてとても安い（同じぐらいの需要のカードが体感で1/4くらい）。
そしてたくさんのカードを使い、十分ゲームを理解した上で、大会やwebで情報を仕入れてみよう。
真に強くなる上で、このステップは遠回りのように見えるが実は近道だと思う。

実は、俺も最強を目指す旅の道の途中にある。
さあ、一緒にｗｓで最強を目指してみないか！